家庭用蓄電池を初代リーフにすれば、大容量なのに意外と低価格。

家庭用電池は非常時の電源として&卒FIT(※1)で売電価格が下がった電気の有効活用として購入を考える人が増えましたが、パンフレットを見ると…とにかく高い!本当にこんなにするの?とネット検索をしても…家庭用蓄電池見積りの連絡先があるだけだったり、安い見積もりの公開されている方も居たりして、価格がわかりづらくて困ります。手がかりとしての相場価格をご紹介。

家庭用畜電池は電池容量が大きくなるとめちゃ高い!!大容量蓄電池といえばEVです。コスパを考えて中古のリーフをちょい乗り車&蓄電池として考えるのはいかがでしょうか?(新車はやっぱり高い)

オール電化の方は安い深夜電気を家庭用蓄電池に貯めれば、昼間の家電や近所の買い物の移動に使えるし、日中の太陽光で発電した分を家庭用蓄電池やEV車に貯れば、買電量を減らせます。停電時に(※2)冷凍庫・冷蔵庫・最低限の照明・テレビやラジオ等の電気があるだけでも安心感が違います!

家庭用蓄電池はまだまだ高価な買い物なので、「元をとる!」という考え方ではうまくいかないと思った方が無難です。10年ぐらいで畜電池回りの設備のメンテや15年くらいで家庭用蓄電池の買い替えの検討も必要だと思います。あくまでも「安心を買う」という気持ちで購入を考えてみましょう。

※1 卒FITとは…FIT(固定価格買取制度)が終了した発電設備をさす言葉。10kW未満の太陽光発電は10年間でFIT期間終了し、売電価格が大幅に下がる。

※2 停電時に利用できる電化製品の限られる設備と、家全体の電気をまかなえる設備とがある。

家庭用蓄電地導入とその概算。

◆単機能蓄電システムの一例

家庭用蓄電池を取り付けた図

一戸建て・パワコン一体型家庭用畜電池(単機能蓄電システム) 容量11.1kWh タイプ ニチコン製  工事費込みの相場価格 187万円程度

深夜電気の利用と非常時電源としての利用のシンプルなタイプ。

EV車からの電気の出入力は、新しく「EVパワーステーション」を設置します。

家にEVの設備を導入した図
LEAF to home

一戸建て・EVステーション〈スタンダード タイプ〉 ニチコン製 +2013年式LEAF(20kWh以上) ニチコン製 工事費込みの概算…67万程度+100万円程度 約167万程度

太陽光発電の余剰分の使い道その① 蓄電池に貯めて使う

既存の設備に蓄電池を追加したプラン

◆単機能蓄電システムの一例(太陽光発電システムがない方もほぼ同じ)

既存の太陽光システムに蓄電池用パワコンと家庭用蓄電池が接続されます

◆既存の太陽光発電・一戸建て・オール電化 パワコン一体型家庭用畜電池(単機能蓄電システム) 容量11.1kWh タイプ ニチコン製  工事費込みの相場価格 187万円程度

単機能蓄電システムを取り入れると太陽光設備そのままに新しい設備を追加するイメージですね。今回相場調査してみました。定価表示は物凄く高いし、工事代金もかかります。訪問販売はめっちゃ高かったり…目安になる相場等を確認して、実際の部分は数社見積もるのがベストでしょう。。

電池容量が大きいのに良心的な価格だと感じます。。デメリットは、太陽光パワコンから蓄電池パワコンを経由しての蓄電は、電気のロスが多く発生する事です。

◆ハイブリッド蓄電システムの一例

ハイブリッド蓄電システムは太陽光発電と家庭用蓄電池のパワコンが一台(共通)になります
ハイブリッド蓄電システムの一例

◆既存の太陽光発電・一戸建て・オール電化 家庭用畜電池(ハイブリッド蓄電システム) 容量4kWh タイプ  田淵電機製 工事費込みの相場価格 128万円程度

◆既存の太陽光発電一戸建て・オール電化 家庭用畜電池(ハイブリッド蓄電システム) 容量12kWh タイプ 京セラ製  工事費込み 相場価格 215万円程度

太陽光蓄電設備用のパワコンを新しくする事になります。設備が古くなって、パワコン買替をお考えの時には良いタイミングです。一つのパワコンで効率的な制御で電気のロスを抑えたり、切り替え等の手間も軽減できそうです。※製品によって操作方法は異なります

やっぱり具体的な価格はそれぞれ…気軽に見積もりしてみよう

家庭用蓄電池を選ぶなら【とくとくショップ】

発電の余剰分の使い道その② 中古リーフに貯めて、家庭用電気や移動に使う

停電時に備えて用意する家庭用蓄電池…高いですね。リーフは中古だったら100万以下の価格でも20kWh以上のバッテリーを積んでます!車をお持ちのオール電化の方は考えてみる価値あり。週末近距離ドライバーさんには特におすすめ!(電池容量は2011年~24kWh 現在40kWh 程度)お得に中古LEAFを探すコツを書いた記事←も読んで見てください

既存の設備にリーフの充給電を追加したプラン

太陽光設備に家庭用蓄電池のかわりにEVパワーステーションが追加されている。お互いの連携はありません
家庭用蓄電池のかわりにEV

◆既存の太陽光発電・一戸建て・オール電化・EVステーション〈スタンダード タイプ〉 ニチコン製 +2013年式LEAF(20kWh以上) 工事費込みの概算価格…70万程度+100万円程度=170万程度

◆既存の太陽光発電・一戸建て・オール電化・EVステーション〈プレミアム タイプ〉 ニチコン製+ 2013年式LEAF(20kWh以上)  工事費込みの概算価格…115万程度+100万円程度=215万程度

プレミアムとスタンダードの違いはこちらで確認ください。出来る事も変わってきます。最大のデメリットは車がないと充給電できないという事です。楽しいメリットは、別の場所から電気を持ってくる事ができる!

ハイブリッドシステムにリーフの充給電追加〈トライブリットシステム〉

太陽光発電と家庭用蓄電池とEVをトータル連携
トライブリットシステム

ハイブリット蓄電システム

太陽光発電・家庭用蓄電池・車の充給電で、電気の流れを総合的に制御し電気を最大限に活かします。

既存の太陽光発電(10年以上使用)・一戸建て・オール電化・EVステーション・4kWh 家庭用蓄電池 ニチコン製+ 2013年式LEAF(20kWh以上)  工事費込みの概算…240万程度+100万円程度 概算340万円程度

◆既存の太陽光発電・一戸建て・オール電化・EVステーション・8kWh 家庭用蓄電池 ニチコン製+ 2013年式LEAF(20kWh以上)  工事費込みの概算価格…290万程度+100万円程度=390万程度

中古リーフの価格は結構下がってます。100万より安い車多数↓

中古車を買う時のコツを書いた記事も見てください~↓

発電の余剰分の使い道その③ 安くても売る

売電価格が安くなっても、少しでも高く買ってくれる業者を探して売り続ける。単価が安くなっても、基本的に発電した電気はお日様からの贈り物と思えば、前と比べて収入が減っても損していると思う気持ちは減るかな。。

契約中の買電会社も売電会社も価格を比較して見直し時かもしれませんね。以下は一例です。

例えば…ENEOS太陽光買取サービス(JXTGエネルギー株式会社)
11円/kWh・・・北海道・東北・関東
10円/kWh・・・中部・北陸・関西・中国・四国
8円/kWh・・・九州

家庭用蓄電池やEVパワーステーション購入の注意点

実際どのように使いたいかとことん考えて、出来る事を明確にしましよう。出来て当然だと思っていたことも、機械の種類やグレードで出来ない事もあります。当然だという思い込みは一切なしで、どんな些細な事も確認してから購入しましょう。

●太陽光の発電分を家で使用し、さらに余剰分を充電できるか。

●発電余剰分はすべて充電し、それを上回る電気は売る事ができるか

●モードの切り替えは簡単か?

●停電時は非常用電源時に使える家電は何か?

●停電時に非常用電源に替える際、スイッチの切り替えやコードの差し替え等の作業が必要か?

停電時に太陽光発電した余剰電気は充電できるか?

●設備変更により、売電価格や既存の設備の保証期間影響があるか

もし初代リーフを買った場合ランニングコストが気になります。この記事を参考にしてください。

卒FITに踊らされないためにも。。

太陽光発電の大きさも設備も千差万別。売電や給電など細かく条件が違います。出来ると思っていたことができなかったり、当然だと思っていた機能がなかったり…相談やリサーチが大事です。私もいろいろ調べてみましたが、あまりにも条件がありすぎてスマートに書けませんでした。専門家に相談するのが早いのですが、できれば複数個所で聞いて、自分でも調べて検討して…納得できたら購入するのがいいですね。購入しないのも一つの選択です!

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