この中古リーフ30kWhか?年式ではわからない?セグ欠けとは?

安くなったリーフの中古車。蓄電池として考えると…大容量電池&近所への買い物の足としても利用できそう!!安いからと飛びつくと…私のリーフのような、実質16kWh相当のリーフを買っちゃうかも!?ネットで中古車を検索しても…ちょっとわかりづらいです。セグ欠けでバッテリー容量はどうなる?30kWhリーフを探すには?コツやヒントを紹介します。

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2010年発売リーフは24kWh。2015年から30kWhも登場。初代リーフの電池容量の歴史。

2010年 24kWh リーフ発売  
2012年 24kWh マイナーチェンジ
2015年 30kWh 24kWh マイナーチェンジ  
2017年 40kWh 2代目リーフ登場 (初代リーフ製造終了)
2019年 62kWh e+が登場  30kWhも発売中
初代リーフは丸みがあるデザイン。2代目はプリウスにも似た外見
初代と2代目は全く違う

2014年式までのリーフは24kWhとなります。2015年式~2017年式のリーフは見た目だけではバッテリー容量は分かりません。2代目リーフはデザインが違うので、40kWhはわかります。2代目は62kWhの場合は名前が違う(e+)ので見分けがつきます。

どの年代も12セグという単位でバッテリー容量を表示。1セグあたりの電気量は 30kWhと24kWhでは違う

どの電池容量のリーフも、12セグという単位で表示されています。バッテリーの構造から由来している単位でしょうか。(カーナビTVのワンセグとフルセグは全く関係ありません)

携帯の充電パックのように、リーフの蓄電池も劣化して電池容量が少なくなります。セグの減り方で確認できます。

電池容量(12セグ) 約24kWh 約30kWh 約40kWh 約62kWh
1セグあたりの量 約2kWh 約2.5kWh 約3.33kWh 約5.16kWh
11セグの場合 約22kWh 約27.5kWh 約36.67kWh 約56.84kWh

中古車のサイトに11セグと書いてある場合、上記のように新品で24kWhの車は約22kWhの電池容量となり、10セグの場合約20kWh、9セグでは約18kWhとなります。

なんと、30kWh以上リーフのだと10セグになっても25kWh以上あるので、新品の初代前期リーフよりも電池容量が大きいから、より長い距離走行できるって事ですね。

中古車検索の年式は目安。2015年式以降が全て30kwhリーフではない。 電池容量を明記しているページは意外と少ない。

年式という表記の横には(初年度登録)と書いてあります。製造された年ではなく初めて登録された年なので、30kWhリーフの登場した2015年式は、旧モデルの車在庫と新モデルの車が混在した状態となっています。それにあわせて、2015年以降も24kWhは製造されているので、2016年式や2017年式だからといってすべて30kWhだとは断言できません。

ネットの中古車情報はガソリン車用のフォーマットで紹介されているため、EV車にとって重要な電池容量の表記は統一されていません。その中でもリーフ30kWhと明記されているものは比較的あるので、初代リーフでウリになる30kWhはアピールされがちです。ないものは24kWhの可能性が高そうです。

セグ表記でバッテリーの劣化を表示しているのですが、12分割のセグは結構ざっくりしてますね。EV車の買い取りや中古車販売にあたって、ディーラーはもっと細かくチェックしないのでしょうか?それを中古車販売時に提示しないのでしょうか?不思議です。 30kWhリーフと言えども、劣化具合によって、実質は28kWhリーフを買う事になりますよね。

点検時や中古車販売時にバッテリー容量(電池容量)の具体的な表記をしないのか?…と、日産の問い合わせにメールを送ってみました。今返事を待っているところです。

ネットで検索するとオーナー独自でバッテリーチェックされてる人も見受けられますが、あくまで自己責任で非公式の機械で測定されていました。

中古車サイトの写真に、計器パネルが写っていたら、セグ&充電量&航続距離をチェックして予想してみる。

計器パネルの表示から、電池容量の概算を推理する

この写真から分かる事は、1番左の電池容量を示すメモリは11セグ。その隣の充電量を示すメモリは8(100%が12メモリ) 走行可能距離94km です。仮に100%充電した場合、94km÷8×12=141km リーフの平均電費を6.5km/kWhとすると、 141km÷6.5km/kWh =21.6kWh  11セグで21.6kWhの場合、12セグだと23.5kWhって事は~このリーフは24kWhです~因みに、この車は2015年式です。

安い中古車を買って、バッテリーを乗せ換えたらいいんじゃない?

安い中古車は40万程度でありました。(初代前期モデル24kWh)このリーフに新品バッテリーに換えたとして…(中古車代)40万 +(バッテリー工賃込)70万 = 110万程度

再生バッテリーは安いのですが、10セグ保障だとディーラーで聞きました。

むむっ 状態のよい12セグある 24kWhモデルで90万程度の車もありましたし、 10セグある 30kWhモデル(約25kWh)で90万程度の物がありました。(オプション・グレードは考慮せず)

お得さは感じられません。EVのバッテリー(電池)って高いですね。

リーフのバッテリー交換については公式Webサイトに発表ページがありました。→日産自動車、「日産リーフ」の再生バッテリーを使った有償交換プログラムを発表

今回は24kWhの再生バッテリーを30万円で提供し、今後その他の再生バッテリーについてもラインアップ拡充を図ります。なお、新品バッテリーの有償交換は24kWh:65万円、30kWh:80万円、40kWh:82万円にて提供いたします。

バッテリー交換の時に、24kWhモデルに30kWh電池は載せられないのは残念です。

中古のリーフ30kWhを年式以外で見抜けるか

  • 初代リーフは30kWhのアピールされがち(24kWhは明記されないことが多い)
  • 2014年式以前は30kWhのリーフの生産は始まっていないので全て24kWh
  • 分かりづらい時は計器の写真を見て試算してみる
  • 写真もない時は、問い合わせるしかない
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